気象予報士試験ドットコム

気象予報士・防災士です。気象会社で働いています。自分の勉強のため&気象予報士試験に挑戦する人の参考になればと思ってサイトを作りました。

【第51回】2019年1月試験

【第51回】学科一般・問題4(2019年1月試験)

 エマグラム上での空気塊の温度と露点温度の変化について述べた次の文章の空欄(a)~(c) に入る適切な語句の組み合わせを,下記の①~⑤の中から一つ選べ。 未飽和の湿潤空気塊(気圧p,温度T,露点温度Td)を断熱的に凝結するまで上空に持ち上げるとき,空気塊の温度はエマグラム上では点(p,T)を通る(a)の上をたどって変化し,その露点温度は点(p,Td)を通る(b)の上をたどって変化する。さらに,空気塊を凝結後も断熱的に上空に上昇させるとき,その温度と露点温度はエマグラム 上では(c)の上をたどって変化する。 ...

【第51回】2019年1月試験

【第51回】学科一般・問題3(2019年1月試験)

 空気の混合比について述べた次の文章の空欄(a)および(b)に入る適切な語句および数値の組み合わせを,下記の①~⑤の中から一つ選べ。ただし,乾燥空気の平均分子量は29,水蒸気の分子量は18とし,30℃における飽和水蒸気圧は42hPaとする。  理想気体の状態方程式によれば,圧力と温度が一定の場合,気体の密度は気体の分子量に(a)。水蒸気で飽和した空気の気圧が1000hPa,気温が30℃であるとき,乾燥空気の密度に対する水蒸気密度の比である空気の混合比は,約(b)g/kgである。   (a) (b) ① 比 ...

【第51回】2019年1月試験

【第51回】学科一般・問題2(2019年1月試験)

 地球が吸収する単位面積あたりの太陽放射量(以下単に「太陽放射量」という。)と地球から出ていく単位面積あたりの長波放射量(以下単に「長波放射量」という。)の年・経度平均の緯度分布について述べた次の文(a)~(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①~⑤の中から一つ選べ。 (a) 赤道においては,太陽放射量は長波放射量よりも大きい。 (b) 北緯80°においては,太陽放射量は長波放射量よりも大きい。 (c) 赤道における長波放射量は,北緯80°における長波放射量よりも大きい。 (d) 赤道と北緯 ...

【第51回】2019年1月試験

【第51回】学科一般・問題1(2019年1月試験)

 経度方向に年平均した対流圏内の気温と風の緯度・高度分布について述べた次の文章の下線部(a)~(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①~⑤の中から一つ選べ。  気温は,熱帯地方の対流圏下層で最も高く,(a)熱帯地方の対流圏界面付近で最も低い。 一方,対流圏内の同じ高度における気温は,対流圏界面付近を除き極側ほど低く,その南北傾度の大きさは,(b)中緯度地方で大きい。このことと温度風の関係より,中緯度地方の西風の風速は高度とともに,(c)減少する。 (a)(b)(c) ①正正誤 ②正誤正 ③誤正 ...

【第50回】2018年8月試験

【第50回】学科専門・問題15(2018年8月試験)

次ページの図A はある年の8 ⽉中旬の平均500hPa ⾼度(実線)と平年差(塗りつぶし)の解析図である。また図B〜D は旬の平均地上気圧(実線)と平年差(塗りつぶし)の解析図,旬の平均地上気温平年差の分布図,旬の⽇照時間平年⽐の分布図であり,それぞれア,イのいずれかが,図A と同じ旬のものである。 図B〜D において図A に対応するアまたはイの組み合わせとして正しいものを,下記の①〜⑤の中から⼀つ選べ。 B C D ① ア ア ア ② ア ア イ ③ ア イ ア ④ イ ア イ ⑤ イ イ ア < ...

【第50回】2018年8月試験

【第50回】学科専門・問題14(2018年8月試験)

台⾵によって発⽣する災害について述べた次の⽂(a)〜(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①〜⑤の中から⼀つ選べ。 (a) 台⾵の接近しやすい夏から秋にかけては,平常時の潮位が1 年の中で最も⾼い時期にあたるため,同じ規模や強さをもった台⾵でも,他の時期に⽐べて⾼潮の災害が発⽣しやすい。 (b) 台⾵が接近する時,暴⾵域から離れていても,進⾏⽅向の右前⽅の範囲では⻯巻が発⽣する可能性が⾼くなるので注意が必要である。 (c) 台⾵に伴って海上から陸上へ向かって強い⾵が吹くと,海⽔の⾶沫が陸上の地 ...

【第50回】2018年8月試験

【第50回】学科専門・問題13(2018年8月試験)

 図ア~ウは,ある日の都市域を流れるZ 川の流域内で10 時,10 時30 分,および11時に観測されたレーダーエコーであり,図(a)~(c)は土壌雨量指数または流域雨量指数の時系列図である。地点Aにおける土壌雨量指数と,そこから10km下流の地点Bにおける流域雨量指数の時間変化を示す図(a)~(c)の組み合わせとして適切なものを,下記の①~⑤の中から一つ選べ。なお,図の範囲外では,その日に雨は降っていないものとする。 地点Aにおける 土壌雨量指数 ② (c) (b) ④ (c) (c)

【第50回】2018年8月試験

【第50回】学科専門・問題12(2018年8月試験)

 表は,ある期間の異なる予報区A,B における1mm 以上の降⽔の有無の予報,降⽔確率予報および実況を⽰したものである。これらの予報の評価について述べた次の⽂(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①〜⑤の中から⼀つ選べ。ただし,実況の「降⽔あり」では予報区内のすべての地点で降⽔があったものとみなす。 (a) この期間の降⽔の有無の適中率は,予報区A の⽅が⾼い。 (b) この期間の空振り率は,予報区A の⽅が⾼い。 (c) この期間の降⽔確率予報をブライアスコアを使って評価すると,予報 ...

【第50回】2018年8月試験

【第50回】学科専門・問題11(2018年8月試験)

 台⾵について述べた次の⽂(a)〜(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①〜⑤の中から⼀つ選べ。 (a) 台⾵が発⽣するのは主に海⾯⽔温が26〜27℃以上の海域で,⾚道に近いほど発⽣数は多くなる。 (b) 台⾵の平年値によると,台⾵の⽇本への接近数と上陸数は,ともに8⽉が最も多い。 (c) 台⾵は,⽔蒸気が凝結する際に放出される熱により発達する。 (d) 発達している台⾵の中⼼付近では,対流圏の下層から上層まで気温が周囲よりも⾼い。そのため静⼒学平衡の関係から,台⾵の中⼼付近で気圧が低くなって ...

【第50回】2018年8月試験

【第50回】学科専門・問題10(2018年8月試験)

 温帯低気圧の通過に伴う⽇本付近の⼤雪の予報に関して述べた次の⽂(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①〜⑤の中から⼀つ選べ。 (a) 地上気温が0℃前後のときに降る湿った雪やみぞれの場合,降雪量1cm はほぼ降⽔量5mm に対応する。 (b) 地上気温が0℃以上であっても雪となることがあり,同じ気温では湿度が低いほど雪になりやすい。 (c) 地上気温が−2℃〜2℃程度で,降雪と⾵が共に強い場合,電線や架線の着雪害が起こりやすい。 (a)(b)(c) ①正正正 ②正正誤 ③正誤誤 ④誤 ...