気象予報士試験ドットコム

気象予報士・防災士です。気象会社で働いています。自分の勉強のため&気象予報士試験に挑戦する人の参考になればと思ってサイトを作りました。

【第51回】2019年1月試験

【第51回】学科専門・問題6(2019年1月試験)

図は3月のある日の15時の気象衛星の赤外画像および可視画像である。これらの画像およびその数時間前からの動画に基づいて述べた次の文(a)~(d)の下線部の正誤について,下記の①~⑤の中から正しいものを一つ選べ。 (a) Aは,可視画像の動画で見ると,輝度は変化するが位置と形状の変化がみられないことから,下層雲に覆われていると判別できる。 (b) Bは,動画ではほとんど移動しておらず,可視画像で輪郭がはっきりした斑(まだら)状に見えることから,霧または層雲と判別できる。 (c) Cは,動画で見て移動が速いこと ...

【第51回】2019年1月試験

【第51回】学科専門・問題5(2019年1月試験)

 気象庁の気温ガイダンスによって数値予報の誤差軽減が期待される具体例について述べた次の⽂(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①〜⑤の中から⼀つ選べ。 (a) 数値予報のモデル地形の分解能が粗いため,⼩さな島のある地点がモデル地形では海となっている。このためその地点の気温の⽇変化が実際よりも⼩さく予測された。気温ガイダンスはこの誤差を軽減することが期待される。 (b) 数値予報のモデル地形で⾕を解像できないため,急峻な⾕の中のある地点のモデルの標⾼が現実よりも⾼くなっている。このため, ...

【第51回】2019年1月試験

【第51回】学科専門・問題4(2019年1月試験)

 気象庁の数値予報モデルの物理過程について述べた次の⽂(a)〜(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①〜⑤の中から⼀つ選べ。 (a) ⼤気中における降雪の融解や降⽔の蒸発の効果は予測結果への影響が⼩さいことから,数値予報モデルでは計算されていない。 (b) メソモデルは格⼦間隔が5kmであり,個々の積雲の振る舞いを⼗分表現できることから,積雲対流パラメタリゼーションは使われていない。 (c) 積雪の有無は地上気温に⼤きな影響を与えることから,数値予報モデルにおける積雪の有無が現実と異なる場合, ...

【第51回】2019年1月試験

【第51回】学科専門・問題3(2019年1月試験)

 気象庁の数値予報における客観解析について述べた次の⽂(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①〜⑤の中から⼀つ選べ。 (a) ⼤気の初期値を求める客観解析においては,第⼀推定値として数値予報モデルの予報値を⽤い,それを観測データによって修正する。修正の重みは,観測データの持つ誤差と第⼀推定値の持つ誤差の⼤きさ等を考慮して決めている。 (b) 3次元変分法は,数値予報モデルで⽤いられる物理法則を活⽤し,いろいろな時刻において観測されるデータを効果的に活⽤できる⼀⽅,数値予報モデルを⽤いた ...

【第51回】2019年1月試験

【第51回】学科専門・問題2(2019年1月試験)

 気象レーダーに関して述べた次の⽂(a)〜(d)の下線部の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①〜⑤の中から⼀つ選べ。 (a) ⾬粒の体積が1/2になると,⾬粒から散乱される電波の強さは1/4になること等のため,霧⾬が降っていても気象庁のレーダーでエコーが観測されないことがある。 (b) XバンドはCバンドより周波数が⾼いため,降⽔のある領域を電波が通過すると,XバンドのレーダーのほうがCバンドのレーダーよりも電波の減衰が⼤きくなる。 (c) 気象庁のドップラーレーダーは,降⽔域における⾵の分布を測 ...

【第51回】2019年1月試験

【第51回】学科専門・問題1(2019年1月試験)

 気象庁の気象観測ガイドブックに述べられている観測機器の設置に関する次の⽂(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①〜⑤の中から⼀つ選べ。 (a) 温度計が収容されている通⾵筒は,⾵通しの良い⽇陰に設置することとされている。 (b) やむを得ず⾬量計を⾼い建物の屋上に設置する場合は,できるだけ屋上の端に近い場所に設置することが推奨されている。 (c) 積雪計の測定⾯は,コンクリートで⽔平を確保する必要があるとされている。 (a)(b)(c) ①正正正 ②正誤正 ③正誤誤 ④誤正誤 ⑤誤誤 ...

【第51回】2019年1月試験

【第51回】学科一般・問題15(2019年1月試験)

気象の予報業務の許可を受けた者について述べた次の文(a)~(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①~⑤の中から一つ選べ。 (a) 気象庁長官の許可を受けて気象の予報業務を行っている者は,予報事項に係る現象の予想を行った気象予報士の名前を記録し,3年間保存しなければならない。 (b) 気象の予報業務について許可を受けた会社に雇用されている気象予報士が,会社の業務として同社が許可を得ていない波浪の予報を行った場合,当該気象予報士のほか,法人としての会社も罰せられる。 (c) 気象の予報業務の許可を ...

【第51回】2019年1月試験

【第51回】学科一般・問題14(2019年1月試験)

気象予報士について述べた次の文(a)~(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①~⑤の中から一つ選べ。 (a) 気象予報士試験に合格した者が気象予報士となるには,合格した日から1年以内に気象庁長官の登録を受けなければならない。 (b) 気象予報士は,気象の予報業務に従事するときには,自らが遅滞なく気象庁長官に届け出なければならない。 (c) 気象予報士は,自ら気象予報士の登録の抹消を申請することができる。申請が認められた場合は,再び気象予報士への登録を申請することができない。 (a)(b)(c) ...

【第51回】2019年1月試験

【第51回】学科一般・問題13(2019年1月試験)

予報業務の許可に関して述べた次の文(a)~(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①~⑤の中から一つ選べ。 (a) 気象庁以外の者が気象,地象,津波,高潮,波浪又は洪水の予報の業務を行おうとする場合は,気象庁長官の許可を受けなければならない。 (b) 予報業務の許可を受けている者は,行っている予報業務に係る気象庁の警報事項(特別警報を含む)を当該予報業務の利用者に迅速に伝達するように努めなければならない。 (c) 予報業務の許可を受けている者が,気象業務法に基づく命令に違反したときは,気象庁長官 ...

【第51回】2019年1月試験

【第51回】学科一般・問題12(2019年1月試験)

災害対策基本法に関する次の文(a)~(d)の正誤について,下記の①~⑤の中から正しいものを一つ選べ。 (a) 災害対策基本法における定義によると,防災とは,災害を未然に防止し,災害が発生した場合における被害の拡大を防ぎ,及び災害の復旧を図ることをいう。 (b) 防災に関する組織として,中央防災会議,都道府県防災会議,市町村防災会議の設置が災害対策基本法に定められている。 (c) 防災基本計画及び防災業務計画並びに地域防災計画は,中央防災会議が作成する防災に関する計画である。 (d) 市町村の地域について災 ...