【第51回】学科専門・問題6(2019年1月試験)

図は3月のある日の15時の気象衛星の赤外画像および可視画像である。これらの画像およびその数時間前からの動画に基づいて述べた次の文(a)~(d)の下線部の正誤について,下記の①~⑤の中から正しいものを一つ選べ。

  1. (a) Aは,可視画像の動画で見ると,輝度は変化するが位置と形状の変化がみられないことから,下層雲に覆われていると判別できる

  2. (b) Bは,動画ではほとんど移動しておらず,可視画像で輪郭がはっきりした斑(まだら)状に見えることから,霧または層雲と判別できる

  3. (c) Cは,動画で見て移動が速いこと,および可視・赤外画像の特徴から,薄い上層雲と判別できる

  4. (d) Dは,動画で見て移動が速いこと,および可視・赤外画像の特徴から,薄い中層雲と判別できる

(a)のみ正しい
(b)のみ正しい
(c)のみ正しい
(d)のみ正しい
すべて誤り
答え
③ (c)のみ正しい
解説 (a)について
「Aは,可視画像の動画で見ると,輝度は変化するが位置と形状の変化がみられないことから,下層雲に覆われていると判別できる。」

これはです。

「位置と形状の変化が見られない」ことと、高緯度地域の3月の可視画像であることから、Aは積雪だと判断できます。

解説 (b)について
「Bは,動画ではほとんど移動しておらず,可視画像で輪郭がはっきりした斑(まだら)状に見えることから,霧または層雲と判別できる。」

これはです。

「動画ではほとんど移動していない」ことと、「可視画像で輪郭がはっきりしている」ことから、Bは海氷だと判断できます。

解説 (c)について
「Cは,動画で見て移動が速いこと,および可視・赤外画像の特徴から,薄い上層雲と判別できる。」

これはです。

Cの特徴を見てみると、
■赤外画像
・白く写る=輝度が強い=温度が低い=雲頂高度が高い=上層まで存在する雲、と判断できる

■可視画像
・灰色に写る=薄い雲、と判断できる
・刷毛ではいたようなシュッとした形になっている=巻雲っぽいと判断できる

よってCは薄い上層雲です。

解説 (d)について
「Dは,動画で見て移動が速いこと,および可視・赤外画像の特徴から,薄い中層雲と判別できる。」

これはです。

Dの特徴を見てみると、
■赤外画像
・白く写る=輝度が強い=温度が低い=雲頂高度が高い=上層まで存在する雲、と判断できる

■可視画像
・白く写る=厚い雲、と判断できる

「移動速度が速い&上層まで存在する厚い雲」なので、Dは積雲だと判断できます。

<< 前の問題

次の問題 >>

-【第51回】2019年1月試験
-

Copyright© 気象予報士試験ドットコム , 2022 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.