【第51回】学科一般・問題14(2019年1月試験)
気象予報士について述べた次の文(a)~(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①~⑤の中から一つ選べ。 (a) 気象予報士試験に合格した者が気象予報士となるには,合格した日から1年以内に気象庁長官の登録を受けなければならない。 (b) 気象予報士は,気象の予報業務に従事するときには,自らが遅滞なく気象庁長官に届け出なければならない。 (c) 気象予報士は,自ら気象予報士の登録の抹消を申請することができる。申請が認められた場合は,再び気象予報士への登録を申請することができない。 (a)(b)(c) ...
【第51回】学科一般・問題13(2019年1月試験)
予報業務の許可に関して述べた次の文(a)~(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①~⑤の中から一つ選べ。 (a) 気象庁以外の者が気象,地象,津波,高潮,波浪又は洪水の予報の業務を行おうとする場合は,気象庁長官の許可を受けなければならない。 (b) 予報業務の許可を受けている者は,行っている予報業務に係る気象庁の警報事項(特別警報を含む)を当該予報業務の利用者に迅速に伝達するように努めなければならない。 (c) 予報業務の許可を受けている者が,気象業務法に基づく命令に違反したときは,気象庁長官 ...
【第51回】学科一般・問題12(2019年1月試験)
災害対策基本法に関する次の文(a)~(d)の正誤について,下記の①~⑤の中から正しいものを一つ選べ。 (a) 災害対策基本法における定義によると,防災とは,災害を未然に防止し,災害が発生した場合における被害の拡大を防ぎ,及び災害の復旧を図ることをいう。 (b) 防災に関する組織として,中央防災会議,都道府県防災会議,市町村防災会議の設置が災害対策基本法に定められている。 (c) 防災基本計画及び防災業務計画並びに地域防災計画は,中央防災会議が作成する防災に関する計画である。 (d) 市町村の地域について災 ...
【第51回】学科一般・問題11(2019年1月試験)
北半球の中層大気について述べた次の文章の下線部(a)~(e)の中で正しいものの個数を,下記の①~⑤の中から一つ選べ。 北半球の夏は,(a)北極域が高気圧となり,中高緯度では(b)地衡風の関係から東風が卓越する。一方,北半球の冬は,プラネタリー波の鉛直伝播により,(c)等高度線は北極を中心としたほぼ同心円状となる。プラネタリー波は,大規模な地形等の影響により対流圏で発生する (d)傾圧不安定波の一種で,(e)成層圏の突然昇温を引き起こす要因となる。 ① 1個 ② 2個 ③ 3個 ④ 4個 ⑤ 5個 < ...
【第51回】学科一般・問題10(2019年1月試験)
過去約100年の間に観測された気候変動について述べた次の文(a)~(d)の正誤について, 下記の①~⑤の中から正しいものを一つ選べ。 (a) 全球平均地上気温の100年あたりの上昇の割合は,2℃を超えている。 (b) 日本の年平均気温を5年間程度の期間で移動平均すると,過去100年では下降する期間は見られない。 (c) 大規模な火山爆発に起因する成層圏エーロゾルは日射を散乱し全球平均地上気温を低下させるが,エーロゾルの落下によりその影響は2,3か月以内で解消する。 (d) 日本における1931年以降の統 ...
【第51回】学科一般・問題9(2019年1月試験)
日本の梅雨期におけるバックビルディング型の帯状の降水域(以下,「帯状降水域」という。)について述べた次の文章の下線部(a)~(d)の正誤について,下記の①~⑤の中から正しいものを一つ選べ。 日本の梅雨期には,バックビルディング型の帯状降水域が現れ,狭い地域に長時間にわたる強い降水をもたらすことがある。これは,(a)帯状降水域を構成する個々の降水セルが長寿命でほとんど動かないためである。このような降水域の多くは,(b)一般風の風向が高度にかかわらずほぼ一定の場合に見られる。バックビルディング型の帯状降水域 ...
【第51回】学科一般・問題8(2019年1月試験)
傾圧大気について述べた次の文(a)~(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①~⑤の中から一つ選べ。 (a) 中高緯度の傾圧大気では,鉛直方向に地衡風のシアーが存在する。 (b) 中緯度の傾圧性が大きい大気中で最も速く発達する傾圧不安定波の東西方向の波長は,数百km程度である。 (c) 傾圧大気で傾圧性が大きくなると,有効位置エネルギーが増大する。 (a)(b)(c) ①正正誤 ②正誤正 ③正誤誤 ④誤正正 ⑤誤正誤 << 前の問題 次の問題 >>
【第51回】学科一般・問題7(2019年1月試験)
図(a)~(c)はそれぞれ北半球中緯度の自由大気中のある高度における気圧分布を示し,等圧線が4hPa間隔で描かれている。各図の地点A,B,Cにおいて矢印の方向に風が吹いているとき,それぞれの地点における相対渦度の鉛直成分の正負の組み合わせとして正しいものを,下記の①~⑤の中から一つ選べ。ただし,コリオリパラメータはすべて一定とする。 (a)(b)(c) ①正正負 ②正負正 ③正負負 ④負正負 ⑤負負正 << 前の問題 次の問題 >>
【第51回】学科一般・問題6(2019年1月試験)
東西方向と南北方向の長さがそれぞれ200kmと100kmの領域において,時刻A~Dで各辺に垂直な方向の水平風が図の場合,この領域における空気の水平方向の収束の大きさが最大のものを,下記の①~⑤の中から一つ選べ。ただし,領域内では,空気の密度は場所と時刻によらず一定で,水平方向の収束は一様とする。 ① A ② B ③ C ④ D ⑤ AとC << 前の問題 次の問題 >>
【第51回】学科一般・問題5(2019年1月試験)
大気中の氷晶核と氷粒子について述べた次の文(a)~(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①~⑤の中から一つ選べ。 (a) 気温がおよそ-40℃以下の大気中で水滴が凍結するためには,氷晶核の存在が不可欠である。 (b) 一般に,氷晶核の数は,凝結核の数よりも多い。 (c) 過冷却雲内において水滴と氷粒子が併存するとき,昇華凝結過程による氷粒子の成長は,凝結過程による水滴の成長よりも速い。 (d) あられの形成においては,氷粒子の雲粒捕捉成長が卓越している。 (a)(b)(c)(d) ①正正正誤 ...