気象庁が明後⽇までの天気予報に使⽤している全球モデルについて説明した次の⽂(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①〜⑤の中から⼀つ選べ。
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(a) 全球モデルでは,静⼒学平衡を仮定した近似を使っている。
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(b) 全球モデルの⽔平格⼦間隔は約20km であり,それより⼩さなスケールの現象である積雲や乱流等の効果は考慮されていない。
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(c) 全球モデルの予測値は,メソモデルによる予測やその初期値を作るための客観解析における境界条件としても⽤いられる。そのため,全球モデルが改良されその予測特性が変化すると,メソモデルの予測特性も変化することがある。
(a) | (b) | (c) | |
① | 正 | 正 | 正 |
② | 正 | 誤 | 正 |
③ | 正 | 誤 | 誤 |
④ | 誤 | 正 | 誤 |
⑤ | 誤 | 誤 | 正 |
■参考
・積雲対流パラメタリゼーションの概要(気象庁)
・第4章 数値予報モデル(気象庁)
・気象庁の新しい高解像度全球数値予報モデルについて,北川裕人(日本気象学会、天気論文)
・基礎編-全球モデル-(気象庁)