【第50回】学科専門・問題3(2018年8月試験)

 気象庁が⾏うラジオゾンデを⽤いた⾼層気象観測について述べた次の⽂(a)〜(c)の下線部の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①〜⑤の中から⼀つ選べ。

  1. (a) 天気予報を主な⽬的として⾏うラジオゾンデ観測では,観測機器をゴム気球に吊るして⾶揚し,上空の気温,湿度,⾵向・⾵速を測定する。

  2. (b) 最近ではGPSゾンデと呼ばれる観測機器が使⽤されており,⾵向・⾵速のデータは,GPS信号を利⽤して得られている。

  3. (c) 昼間のラジオゾンデ観測では,⽇射の影響により温度計センサーが⼤気の温度よりも⾼い値を⽰すことがある。ただし,観測値としては,⽇射の影響は補正されている

(a) (b) (c)
答え
① 正 正 正
解説 (a)について
「天気予報を主な⽬的として⾏うラジオゾンデ観測では,観測機器をゴム気球に吊るして⾶揚し,上空の気温,湿度,⾵向・⾵速を測定する。」

これはです。問題文の通りです。

ラジオゾンデでは、大きい気球に観測測器を取り付けて、気球を上空に放つことで、上空の気象状況を観測しています。

世界各地で毎日2回、同時に放球しています。(日本標準時の9時と21時)

解説 (b)について
「最近ではGPSゾンデと呼ばれる観測機器が使⽤されており,⾵向・⾵速のデータは,GPS信号を利⽤して得られている。」

これはです。問題文の通りです。

ラジオゾンデによる風向・風速の測定は、GPS信号を使ったり、気球が流される速さ・方向から計算したりしています。

GPS信号を使っているラジオゾンデは「GPSゾンデ」と呼ばれています。

解説 (c)について
「昼間のラジオゾンデ観測では,⽇射の影響により温度計センサーが⼤気の温度よりも⾼い値を⽰すことがある。ただし,観測値としては,⽇射の影響は補正されている。」

これはです。問題文の通りです。

下図のように、温度計は突き出たアームに取り付けられていて、日射の影響をまともに受けます

そのため気温の観測値は⽇射の影響を補正して求められています。

■参考
気象庁における高層気象観測の変遷と観測値の特性,阿部豊雄(気象学会、天気論文)

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