【第52回】学科専門・問題1(2019年8月試験)

 気象庁が⾏う気温の観測について述べた次の⽂章の空欄(a)〜(c)に⼊る適切な語句の組み合わせを,下記の①〜⑤の中から⼀つ選べ。

電気式温度計の感部は,通⾵筒と呼ばれる筒の中に収容されている。通⾵筒は断熱材を挟む⾦属製の⼆重の円筒容器で,その上部にはファンが取り付けられており,円筒内を(a)に通⾵することにより,(b)がないようにしている。また,通⾵筒下部に取り付けられた遮へい板により,(c)の影響を防ぐ構造になっている。

   (a)     (b)         (c)
① 下向き 地⾯からの熱の流⼊ 地表⾯で反射した⽇射
② 上向き 外気との温度差 地表⾯で反射した⽇射
③ 下向き 外気との温度差 地表⾯で反射した⽇射
④ 上向き 外気との温度差 通⾵筒内の⾵の乱れ
⑤ 下向き 地⾯からの熱の流⼊ 通⾵筒内の⾵の乱れ

答え

解説
(a)について
通風筒の中の空気の流れは下から上の方向です。

(気象庁「気象観測ガイドブック」)

(b)について
選択肢は「地⾯からの熱の流⼊」と「外気との温度差」です。ファンを取り付けて通風する理由として相応しいのは「外気との温度差」です。
 
(c)について
選択肢は「地表⾯で反射した⽇射」と「通⾵筒内の⾵の乱れ」です。通⾵筒下部に遮へい板を取り付ける理由として相応しいのは「地表⾯で反射した⽇射」です。
 
気象観測ガイドブック」の36ページに以下のように記載されています。
<通風筒>
 屋外で気温や湿度を測定するには、日射や風雨の影響を受けないようにする必要があります。このため温度・湿度センサを通風筒の内部に設置して測定します。
 気象庁の使用している通風筒は二重の円筒となっており、その間に断熱材を入れて日射や反射光が直接センサに当たらないような構造になっています。また、常にファンにより通風(約5m/s)しています。

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