コストロスモデルの考えに基づいた降⽔確率予報の利⽤に関する次の⽂章の空欄(a)〜(c)に⼊る適切な数および数式の組み合わせを,下記の①〜⑤の中から⼀つ選べ。ただし,確率予報の信頼度は100%であるものとする。
数値予報の確率情報の有効な利⽤⽅法として,ある⼤気現象による損失を防ぐために対策を施した場合にかかる費⽤(コスト)と,何も対策を施さなかった場合に被る損失(ロス)の合計を基に,経済効果の観点からどのような対策を施すべきかを判断する⽅法がある。
今,降⽔対策を施す場合の1 回あたりのコストを100,対策を⾏わなかった場合のロスを500 とし,降⽔確率がA%である予報が10 回出たものとする。
この10 回の事例で降⽔対策を施した場合のコストの合計は(a)であり,降⽔対策を全く施さなかった場合のロスの合計は(b)である。したがって,(c)の場合に降⽔対策を施すと,何も対策を施さなかった場合よりもコストとロスの合計が少なく,経済効果が⼤きいと期待される。
(a) | (b) | (c) | |
① | 5000 | 10×A | A<50 |
② | 5000 | 10×A | A>50 |
③ | 1000 | 10×A | A>10 |
④ | 1000 | 50×A | A<20 |
⑤ | 1000 | 50×A | A>20 |