まずはA~Dの特徴を整理します。

ポイント
■A:接近数が最も多い。ピークは8月。
■B:接近数が2番目に多い。ピークは9月だが、8月も多い。
■C:D(四国)と同じくらいの接近数。ピークは9月。
■D(四国):Cと同じくらいの接近数。ピークは8月。
今回の問題でヒントとなるのは以下の図です。
台風は7月から10月にかけて、だんだん東のほうを通るようになります。
また、台風の中心が気象官署等から300km以内に入った場合に、「台風が接近した」といいます。(気象庁)
以上を踏まえて、まずはAについて考えます。
Aは接近数が最も多く、ピークも比較的早い時期です。
日本の中で最も台風の多い地域と言えば沖縄なので、Aの答えは「沖縄地方」です。
また、Aの選択肢の「沖縄地方」と「伊豆諸島および小笠原諸島」を比べると、「沖縄地方」のほうが西にあります。
そのためピークが比較的早い時期であることも矛盾しません。
選択肢より、この時点で①~③に絞れました。
続いてBについて考えます。
Bは沖縄地方に次いで接近数が多いです。また、9月だけでなく8月も接近数がけっこう多いです。
選択肢の「伊豆諸島および小笠原諸島」と「関東地方および甲信地方」を比べると、熱帯地域(台風が誕生する場所)に近いのは「伊豆諸島および小笠原諸島」です。
そのため「伊豆諸島および小笠原諸島」のほうが数が多く、8月でも接近数が多いと推測できます。(東京や千葉に接近する台風ニュースは、9月や10月に見ることが多いと思います。)
よってBは「伊豆諸島および小笠原諸島」です。
選択肢より、この時点で①か②に絞れました。
最後にCについて考えます。
Cのピークは9月で、Dの四国地方より遅いです。
よってCは四国より東側にあることがわかります。
選択肢の「九州北部地方」と「関東地方および甲信地方」を比べると、
・九州北部地方:四国地方より西側
・関東地方および甲信地方:四国地方より東側
なので、Cの答えは「関東地方および甲信地方」です。