【第55回】学科専門・問題6(2021年1月試験)

 気象庁が作成している⾼解像度降⽔ナウキャストと降⽔短時間予報について述べた次の⽂(a)〜(c)の下線部の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①〜⑤の中から1つ選べ。

  1. (a) ⾼解像度降⽔ナウキャストは,降⽔域の発達・衰弱は予測するが,発⽣は予測していない

  2. (b) 降⽔短時間予報の6時間先までの予測では,解析⾬量により得られた降⽔分布の移動に基づいて降⽔を予測しており,降⽔の強弱の変化は計算していない

  3. (c) 降⽔短時間予報の7時間先から15時間先までの予測では,メソモデルの予測を統計的に処理した結果を⽤いて降⽔を予測しており,局地モデルの予測は⽤いていない

  (a) (b) (c)
答え
⑤ 誤 誤 誤
解説 (a)について
「⾼解像度降⽔ナウキャストは,降⽔域の発達・衰弱は予測するが,発⽣は予測していない。」

これはです。高解像度降水ナウキャストは、降⽔域の発生も予測しています

具体的には、「急な強い雨」をもたらす積乱雲の発生のきっかけ(トリガー)となる3種類の現象をとらえて、発生を予測しています。

積乱雲の発生のトリガー

  • 強雨に伴う下降気流
  • 地上気温・水蒸気量の時間変化
  • 弧状の微弱エコーの交差

■参考
第4章 高解像度降水ナウキャストと降水短時間予報の改善(気象庁,4.1.7 発生予測 )

解説 (b)について
「降⽔短時間予報の6時間先までの予測では,解析⾬量により得られた降⽔分布の移動に基づいて降⽔を予測しており,降⽔の強弱の変化は計算していない。」

これはです。降⽔短時間予報の6時間先までの予測では、降⽔の強弱の変化も計算しています

「地形の効果」や「直前の降水の変化」を元に、今後雨が強まったり弱まったりすることも考慮しています。

解説 (c)について
「降⽔短時間予報の7時間先から15時間先までの予測では,メソモデルの予測を統計的に処理した結果を⽤いて降⽔を予測しており,局地モデルの予測は⽤いていない。」

これはです。降⽔短時間予報の7時間先から15時間先までの予測では、局地モデル(LFM)の予測も使っています

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