【第54回】学科一般・問題11(2020年8月試験)

主要な温室効果ガスである二酸化炭素について述べた次の文章の下線部(a)〜(d)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①~⑤の中から1つ選べ。

 人為起源の二酸化炭素は,化石燃料の燃焼やセメント生産などで大気中に排出され,その一部は(a)植物や海洋に吸収されている。大気中に残留するのは人為起源の二酸化炭素排出量の(b)5%程度であり,これが蓄積して大気中の二酸化炭素の濃度は平均的には年々増加している。
 大気中の二酸化炭素の濃度には,地域による違いや季節変動があり,各半球の平均でみれば,(c)北半球のほうが南半球より濃度が高く,北半球では(d)夏の方が冬より濃度が低くなる

  (a) (b) (c) (d)
答え
② 正 誤 正 正
解説 (a)について
「人為起源の二酸化炭素は,化石燃料の燃焼やセメント生産などで大気中に排出され,その一部は(a)植物や海洋に吸収されている。」

これはです。二酸化炭素の一部は、植物や海洋に吸収されます。

植物による二酸化炭素吸収量(全球)

海洋による二酸化炭素吸収量(全球)

  • 海洋は大気から二酸化炭素を吸収しています。その量は、1990~2020年の平均で1年あたり21億トン炭素です(トン炭素:炭素の重さに換算した二酸化炭素の量)。
  • 海洋の二酸化炭素の吸収量は、数年から10年程度の規模で変動しながら、全体として増加しています。
  • 2020年の吸収量は29億トン炭素で、1990年以降の期間で最大となりました。 (気象庁HP
解説 (b)について
「大気中に残留するのは人為起源の二酸化炭素排出量の(b)5%程度であり,」

これはです。

大気中に残留する二酸化炭素は、5%程度ではなく40%程度です。

解説 (c)(d)について
「大気中の二酸化炭素の濃度には,地域による違いや季節変動があり,各半球の平均でみれば,(c)北半球のほうが南半球より濃度が高く,北半球では(d)夏の方が冬より濃度が低くなる。」

これは両方ともです。

北半球のほうが南半球よりも人間活動が活発なので、二酸化炭素の濃度は高くなります。

夏は植物の光合成が活発になるため、二酸化炭素の濃度は冬より低くなります。

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