気象庁が⾏っているウィンドプロファイラ観測について述べた次の⽂(a)〜(d)の正誤について,下記の①〜⑤の中から正しいものを1つ選べ。
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(a) 地上から上空の5⽅向に向けて電波を発射し,⼤気中の⾵の乱れなどによって散乱され戻ってくる電波の周波数のずれから,上空の⾵向・⾵速を測定する。
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(b) ⾮常に激しい⾬が降っているときは,降⽔粒⼦による散乱が強すぎてそれより上空の観測データが得られない場合がある。
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(c) 散乱され上空から戻ってくる電波の強度の鉛直分布から,上空の融解層の存在を判別できる場合がある。
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(d) 上空の⼤気が乾燥していると,散乱され戻ってくる電波が弱くなり観測できる⾼度が低くなる傾向がある。
① | (a)のみ誤り |
② | (b)のみ誤り |
③ | (c)のみ誤り |
④ | (d)のみ誤り |
⑤ | すべて正しい |
<参考>
・ウィンドプロファイラ(気象庁HP)
・加藤ほか,2003:気象庁におけるウィンドプロファイラ観測業務,天気
・橋口,2009:風のリモートセンシング技術(2) ウィンドプロファイラー,日本風工学会誌
・坂井ほか,1995:ウィンドプロファイラーによる観測結果,気象研究所技術報告