ハドレー循環の上層⾵のように⾚道から極向きに移動する空気塊を想定し,その運動について述べた次の⽂章の空欄(a),(b)に⼊る適切な式と数値の組み合わせを,下記の①〜⑤の中から1つ選べ。ただし,⾚道における地球の⾃転速度を470m/s,cos30°=0.87,1/cos30°=1.15 とする。
緯度φにあって,質量m,東⻄⽅向の速度U をもつ空気塊に対する⾓運動量保存則は,地球の半径と⾃転⾓速度をそれぞれR ,Ωとすると,(a) = ⼀定,と表現できる。
⾚道上空で地表⾯に対し相対的に静⽌していた空気塊が⾓運動量を保存しながら北緯30°まで北上した時の地表⾯に対する東⻄⾵速は,この式に基づくと約 (b) m/s となる。
(a) | (b) | |
① | m R U | 60 |
② | m R (ΩRcosφ + U) | 60 |
③ | m R (ΩRcosφ + U) | 130 |
④ | m Rcosφ (ΩRcosφ + U) | 60 |
⑤ | m Rcosφ (ΩRcosφ + U) | 130 |