【第66回】学科専門・問題11(2026年8月試験)

問題

気象庁で作成している解析積雪深・解析降雪量について述べた次の文(a)〜(d)の下線部の正誤の組み合わせとして正しいものを選択する問題です。

(a) 解析積雪深・解析降雪量は、積雪の深さと降雪量の実況を、積雪計による観測が行われていない地域を含めて、1時間ごとに約5km四方の細かさで面的に推定したものである。

(b) 解析積雪深は、解析雨量や局地モデルなどの降水量、気温、日射量などを積雪変質モデルに与えて新たな積雪の深さを計算した後、アメダスの積雪計の観測値で補正して作成される。

(c) 解析積雪深を求める際に用いられる積雪変質モデルでは、新たに積もる雪の量、とける雪の量を計算することで積雪の深さを求めており、時間の経過により積雪が沈み込む効果までは考慮されていない。

(d) 解析積雪深・解析降雪量の精度が低下する可能性がある気象条件として知られているのは、風が強い場合、地上の気温が1〜3℃前後の場合、上空数百〜千メートル程度に暖かい空気が入っている場合などである。

選択肢(a)(b)(c)(d)
①正正正正
②正正誤正
③正誤誤誤
④誤正誤正
⑤誤誤正誤

答え

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② a:正 b:正 c:誤 d:正

解説

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(a)について

この記述は正しいです。解析積雪深・解析降雪量は、積雪計による観測がない地域も含めて、積雪の深さと降雪量を1時間ごとに約5km四方の細かさで面的に推定したものです。

(b)について

この記述は正しいです。解析雨量や局地モデルなどの降水量、気温、日射量などを積雪変質モデルに入力して積雪の深さを計算し、その結果をアメダスの積雪計の観測値で補正して作成します。

(c)について

この記述は誤りです。積雪変質モデルでは、新たに積もる雪やとける雪の量に加えて、積もった雪が自らの重みで時間とともに沈み込む(圧密)効果も考慮して積雪の深さを計算しています。

(d)について

この記述は正しいです。解析積雪深・解析降雪量は、次のような条件で精度が低下する可能性があります。

  • 風が強い場合:雪が吹き飛ばされたり吹きだまったりして、実際の積雪と差が出やすい
  • 地上の気温が1〜3℃前後の場合:雨か雪かの判別が難しい
  • 上空数百〜千メートル程度に暖かい空気が入っている場合:地上気温が低くても雨やみぞれになることがある
備考

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