問題
冬季に日本付近で発生するポーラーロウについて述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを選択する問題です。
(a) 寒帯前線の寒気側に発生する低気圧で、寒冷渦に伴って日本海に発生することが多く、地上天気図にはメソスケールの低気圧や気圧の谷として解析されることが多い。
(b) 気象衛星画像でみると、多くは対流性の雲を伴ってコンマ状や渦状の形をしているが、眼(渦の中心に雲のない部分)を伴ったポーラーロウは、眼の中の気温は周囲より高いことが多い。
(c) 温帯低気圧に比べて水平スケールが小さく、前線を伴わないことが多いが、発達した積乱雲を含む雲域が通過する際に、強風や突風、大雪などを伴うことがある。
| 選択肢 | (a) | (b) | (c) |
|---|---|---|---|
| ① | 正 | 正 | 正 |
| ② | 正 | 正 | 誤 |
| ③ | 正 | 誤 | 正 |
| ④ | 誤 | 正 | 正 |
| ⑤ | 誤 | 誤 | 誤 |
答え
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① a:正 b:正 c:正
解説
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(a)について
この記述は正しいです。ポーラーロウ(寒気内小低気圧)は、寒帯前線より寒気側で発生する低気圧です。日本付近では、上空に寒冷渦があって大気の状態が不安定なときに日本海で発生することが多く、地上天気図ではメソスケールの低気圧や気圧の谷として解析されます。
(b)について
この記述は正しいです。ポーラーロウは気象衛星画像で、対流性の雲がコンマ状や渦状に組織化した姿でみられます。発達して台風のような眼をもつものもあり、眼の中では下降流による断熱昇温のため、気温は周囲より高くなっています(暖気核)。
(c)について
この記述は正しいです。ポーラーロウの水平スケールは数百km程度で、温帯低気圧(1000km以上)より小さく、前線を伴わないことが多いのが特徴です。発達した積乱雲を含む雲域が通過する際には、強風・突風・大雪、落雷などをもたらすことがあります。
| ポーラーロウ | 温帯低気圧 | |
|---|---|---|
| 発生場所 | 寒帯前線の寒気側 | 寒帯前線上(傾圧帯) |
| 水平スケール | 数百km程度 | 1000km以上 |
| 前線 | 伴わないことが多い | 温暖前線・寒冷前線を伴う |
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