【第66回】学科専門・問題3(2026年8月試験)

問題

気象庁で運用している電波や光を利用した観測機器(a)〜(d)と、それらを用いて行う観測の対象ア〜オの組み合わせとして最も適切なものを選択する問題です。

〔観測機器〕
(a) ドップラーレーダー
(b) 地上マイクロ波放射計
(c) シーロメーター
(d) ドップラーライダー

〔観測対象〕
ア:降水強度分布
イ:上空のオゾン量
ウ:上空の水蒸気量
エ:非降水時における風の分布や低層ウィンドシアー
オ:雲底の高さ

選択肢(a)(b)(c)(d)
①アウイオ
②アウオエ
③アオウエ
④エイウア
⑤エウオア

答え

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② a:ア b:ウ c:オ d:エ

解説

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(a) ドップラーレーダー → ア:降水強度分布

ドップラーレーダーは、アンテナから電波(マイクロ波)を発射し、雨粒や雪片に当たって戻ってくる電波を受信します。反射の強さから降水強度の分布を、周波数のずれ(ドップラー効果)から降水粒子の動き(風)を観測します。

(b) 地上マイクロ波放射計 → ウ:上空の水蒸気量

地上マイクロ波放射計は、大気中の水蒸気や酸素が射出するマイクロ波を受信する受動型の観測機器です。上空の水蒸気量や気温の鉛直分布を推定でき、気象庁では線状降水帯の予測精度向上のために全国に整備されています。

(c) シーロメーター → オ:雲底の高さ

シーロメーター(雲高計)は、上空に向けてレーザー光を発射し、雲で反射して戻ってくるまでの時間から雲底の高さを測ります。空港などで使われています。

(d) ドップラーライダー → エ:非降水時の風・低層ウィンドシアー

ドップラーライダーはレーザー光を発射し、大気中のちりなどのエーロゾルからの散乱光を受信します。雨粒がなくても風を観測できるため、ドップラーレーダーが苦手な晴天時(非降水時)の風の分布や低層ウィンドシアーの検出に用いられ、空港に設置されています。

なお、イの上空のオゾン量は、ドブソン分光光度計やブリューワー分光光度計、オゾンゾンデなどで観測します。

観測機器使うもの観測対象
ドップラーレーダー電波(能動)降水強度、降水域の風
地上マイクロ波放射計マイクロ波(受動)水蒸気量、気温の鉛直分布
シーロメーターレーザー光雲底の高さ
ドップラーライダーレーザー光非降水時の風、低層ウィンドシアー
備考

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