問題
気象庁が行っているラジオゾンデを用いた高層気象観測について述べた次の文(a)〜(c)の下線部の正誤の組み合わせとして正しいものを選択する問題です。
(a) ラジオゾンデによる高層気象観測における「気温湿度特異点」とは、ある地点で得られた観測データから、気温・湿度の鉛直構造の特徴をエマグラムなどで適切に再現できるように選択された観測点のことをいう。
(b) 気象庁は全国16か所の観測所でラジオゾンデによる観測を行っているが、気象庁の海洋気象観測船や南極昭和基地においてもラジオゾンデによる観測を行っている。
(c) 気象庁のラジオゾンデによる高層気象観測の観測範囲は地上から高度約30kmまでであるが、稀に成層圏界面を超えた高度まで観測データが得られることがある。
| 選択肢 | (a) | (b) | (c) |
|---|---|---|---|
| ① | 正 | 正 | 正 |
| ② | 正 | 正 | 誤 |
| ③ | 正 | 誤 | 正 |
| ④ | 誤 | 正 | 誤 |
| ⑤ | 誤 | 誤 | 正 |
答え
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② a:正 b:正 c:誤
解説
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(a)について
この記述は正しいです。ラジオゾンデは連続的にデータを取得しますが、通報や図示の際には、気温や湿度の鉛直分布が折れ線で適切に再現できる点(気温減率や湿度が大きく変わる点など)を選んで用います。これが気温湿度特異点です。指定気圧面(850hPa、500hPaなど)のデータとあわせてエマグラムの作成に使われます。
(b)について
この記述は正しいです。気象庁は国内16か所の気象官署などでラジオゾンデ観測を行っているほか、海洋気象観測船や南極昭和基地でも観測を行っています。
(c)について
この記述は誤りです。ラジオゾンデの観測範囲は地上から高度約30kmまでです。成層圏界面は高度約50kmにあるため、ラジオゾンデで成層圏界面を超える高度まで観測することはできません。
高度約30kmは成層圏の中ほどにあたり、対流圏界面(高度約11km前後)は通常の観測で十分に超えています。「対流圏界面」と「成層圏界面」の高度を取り違えないよう注意しましょう。
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