【第66回】学科一般・問題11(2026年8月試験)

問題

海洋に関連した地球温暖化の状況について述べた次の文(a)〜(c)の下線部の正誤の組み合わせとして正しいものを選択する問題です。

(a) 最近の約100年間の世界全体の年平均地上気温の変化は、海上より陸上の方が大きい。

(b) 世界の平均海面水位は、主に海水の熱膨張と陸氷(氷床と氷河)が融解して海洋に流れこんだことを要因として上昇している。

(c) 最近の約50年間に地球温暖化にともなって地球全体で増加した熱エネルギーの約3割は、海洋に蓄積されている。

選択肢(a)(b)(c)
①正正誤
②正誤正
③正誤誤
④誤正正
⑤誤正誤

答え

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① a:正 b:正 c:誤

解説

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(a)について

この記述は正しいです。海洋は陸地に比べて熱容量が非常に大きく、また熱が深層へも運ばれるため、温まりにくい性質があります。そのため、年平均地上気温の上昇は海上より陸上の方が大きくなっています。

(b)について

この記述は正しいです。世界の平均海面水位の上昇の主な要因は次の2つです。

  • 海水の熱膨張:海水温の上昇によって海水の体積が増える
  • 陸氷の融解:グリーンランドや南極の氷床、山岳氷河がとけて海に流れ込む

なお、海に浮かんでいる海氷がとけても、海面水位はほとんど変わらない点も合わせて押さえておきましょう。

(c)について

この記述は誤りです。地球温暖化に伴って気候システムに蓄積された熱エネルギーのうち、約9割(90%以上)が海洋に蓄積されています(IPCC第6次評価報告書では約91%)。大気に蓄積されたのは1%程度にすぎません。「約3割」ではありません。

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備考

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