【第66回】学科専門・問題14(2026年8月試験)

問題

日本における気象に関わる災害について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを選択する問題です。

(a) 発達中の低気圧が日本海を東へ進むときなどに、山岳の風下側の地方ではフェーン現象が発現することがあり、強風や空気の乾燥により、火災の発生や拡大の危険性が大きくなる。

(b) うねりは、水深の浅いところでは風浪よりも海底の影響を受けやすく、海岸付近で急激に高波になることがある。

(c) 着雪害は湿った雪が電線などの地物に付着することで発生する。着氷害は過冷却水滴や海水が地物、船体などに付着して凍結することで生じる。着雪は気温0℃付近で起こりやすいのに対し、着氷はそれよりも低温の環境においても発生する。

選択肢(a)(b)(c)
①正正正
②正正誤
③正誤正
④誤正正
⑤誤誤誤

答え

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① a:正 b:正 c:正

解説

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(a)について

この記述は正しいです。発達中の低気圧が日本海を東進すると、低気圧に向かって吹き込む南寄りの強い風が山を越え、日本海側などの風下側でフェーン現象が起こります。気温が上がり空気が乾燥するうえ風も強いため、火災の発生や延焼拡大の危険性が高まります。

(b)について

この記述は正しいです。うねりは風浪に比べて波長(周期)が長いため、より深いところから海底の影響を受け始めます。水深が浅くなると波の速さが遅くなって波高が増し、海岸付近で急激に高波になることがあります。

遠くの台風などから伝わってくるうねりは、現地の天気が穏やかでも突然高波になることがあるため注意が必要です。

(c)について

この記述は正しいです。

  • 着雪:水分を多く含む湿った雪が電線などに付着する現象。気温0℃付近(0〜2℃程度)で起こりやすい
  • 着氷:過冷却水滴や波しぶき(海水)が地物や船体に付着して凍結する現象。より低温の環境でも発生する

船体着氷は、強い風と低い気温のもとで海水のしぶきが凍りつくことで起こり、船が転覆する危険もあります。

備考

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