問題
XX年1月12日から14日にかけての日本付近における気象の解析と予想に関する問題です。予想図の初期時刻は、いずれも1月12日9時(00UTC)です。問5では、図12(高田の地上気象要素の時系列図)と図13(十日町の前1時間降水量の時系列図)を用いて、シアーラインの移動や降雪量を読み取ります。

(1) シアーラインの移動
図12を用いて、問4で着目したシアーラインの移動として最も適切なものを選び、それに対応する風と気温の変化、降水の特徴を45字、20字程度で述べます。
| 記号 | 選択肢 |
|---|---|
| ア | シアーラインは南下して高田を通過した |
| イ | 南下して高田を通過後、北上して再び高田を通過した |
| ウ | シアーラインは北上して高田を通過した |
| エ | 北上して高田を通過後、南下して再び高田を通過した |
(2) 雪水比と降雪量
①高田における13日0時から24時までの平均的な雪水比(=降雪量(cm)/降水量(mm))を求めます(小数第1位まで)。②十日町の雪水比も①と同じとして、13日6時から24時までの最大の前6時間降雪量(1cm刻み)とその起時を答えます。
(3) 警報・注意報
上越市の平地で、大雪警報・注意報および雷注意報以外に発表が想定される警報・注意報の種類を1つ答え、その根拠を30字程度で述べます。
答え
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(1)
シアーラインの移動:エ
風と気温の変化:西よりの風が南よりの風に変わり気温が下降したが、再び西よりの風に変わり気温が上昇した。
降水の特徴:降水の強さのピークが2回あった。
(2)
① 0.7 ② 降雪量:17cm、起時:20時
(3)
種類:着雪(着氷)注意報
根拠:気温が0℃付近で、並以上の雪が数時間以上降り続くため。
解説
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(1) 風と気温の変化からシアーラインの動きを読む
問4で見たように、このシアーラインの北西側は季節風(西より)で相対的に高温、南東側は陸上の冷気(南より)で低温です。図12の高田では、
- 0〜5時:西よりの風、気温1℃前後(シアーラインの北西側)
- 6時頃:南よりの風に変わり、気温が0℃付近へ下降(シアーラインが北上して通過し、南東側に入った)
- 18時頃:再び西よりの風に変わり、気温が1℃前後へ上昇(シアーラインが南下して再び通過し、北西側に戻った)
と変化しています。したがって、シアーラインは北上して高田を通過した後、南下して再び通過した(エ)と判断できます。降水量は10時頃と15時頃に2回ピークがあり、シアーライン付近の収束で雪雲が発達したことに対応しています。
(2)① 雪水比
図12から高田の24時間の合計を求めます。
| 合計 | |
|---|---|
| 降水量(5〜18時) | 0.5+0.5+1+1+3+6+3.5+0.5+2+5+6.5+5.5+3.5+1.5 = 40mm |
| 降雪量(6〜17時) | 1+1+2+3+5+2+2+4+4+3+1 = 28cm |
雪水比 = 28 ÷ 40 = 0.7
(2)② 十日町の最大の前6時間降雪量
図13の前1時間降水量から、6時間ずつ合計した値が最大となる時間帯を探します。15〜20時の6時間(20時までの前6時間)の降水量が最大で、
3+5.5+3.5+3.5+4+4.5 = 24mm
降雪量 = 24 × 0.7 = 16.8 ≒ 17cm、起時は20時です。21時までの前6時間(23.5mm)より大きいことも確認しておきましょう。
(3) 着雪注意報
図12の高田では、気温が0℃前後で推移する中、1時間に数cmの並以上の雪が数時間以上降り続いています。気温0℃付近の湿った雪は電線や樹木に付着しやすく、着雪による停電や倒木などの被害が想定されるため、着雪(着氷)注意報の発表が考えられます。
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