問題
XX年1月12日から14日にかけての日本付近における気象の解析と予想に関する問題です。予想図の初期時刻は、いずれも1月12日9時(00UTC)です。問3では、図8(福井の高層風時系列図、13日12時〜24時)を用いて、JPCZが福井を通過した様子を読み取ります。

(1) JPCZの移動方向
図8の期間にJPCZは福井を通過しています。福井上空の高度約0.3kmの風の変化から、JPCZは「北上して福井を通過」「南下して福井を通過」のどちらと考えられるかを答え、その理由を30字程度で述べます(風向は16方位)。
(2) JPCZの外に出た時刻
幅を持ったJPCZが福井を通過したことについて、高度約0.3kmおよび約1.8kmの風の変化から、それぞれの高度でJPCZの外に出たと判断される最初の時刻を20分刻みで答えます。
答え
答えを見る
(1)
JPCZは南下して福井を通過
理由:JPCZの到達前は西風だが、通過後は北北西の風となったため。
(2)
高度0.3km:20時00分、高度1.8km:20時40分
解説
解説を見る
(1) 風向の変化から移動方向を判断する
問2(3)②で確認したように、JPCZの南側では西よりの風、北側では北よりの風が吹いています。
図8で高度約0.3kmの風を見ると、JPCZの到達前は西風(南側の気流)でしたが、通過後は北北西の風(北側の気流)に変わっています。福井から見て、はじめ南側の気流の中にいて、その後北側の気流に入ったことになるので、JPCZは北から南下して福井を通過したと判断できます。
(2) JPCZの外に出た時刻
JPCZの中では風が収束して風向・風速が乱れ、外に出ると北側の気流である北北西の風で安定します。風向が北北西に変わって安定した最初の時刻を読むと、高度0.3kmでは20時00分、高度1.8kmでは20時40分です。
上空ほどJPCZの外に出る時刻が遅いということは、JPCZの北側の空気(寒気)が下層から先に入り込んでいることを意味し、JPCZの境界が高度とともに北(後方)へ傾いた構造をしていることがわかります。
おすすめの参考書
実技試験は過去問演習が中心です。解答例と解説がそろった次の2冊が役立ちます。
本記事に掲載している試験問題は、「一般財団法人 気象業務支援センター」様の許可を得て使用しています。
解説は当サイト運営者が独自に作成したものであり、同センターとは一切関係ございません。
なお、本記事の内容に基づいて生じた損害等について、当サイトは責任を負いかねますのでご了承ください。

