【第65回】学科専門・問題1(2026年1月試験)

問題

気象庁の気象観測ガイドブックに示されている観測機器の設置について述べた次の文(a)〜(c)の下線部の正誤の組み合わせとして正しいものを選択する問題です。

(a) 超音波式積雪計の測定面は、コンクリートや鉄板などを敷かず、自然な状態で水平を確保することが推奨されている。

(b) 風向風速計を建物の屋上に設置する場合は、建物自体による風の乱れが小さくなるように、屋上の端に設置することが推奨されている。

(c) 温度計や湿度計が収容されている通風筒は、風通しの良い日陰に設置することが推奨されている。

選択肢(a)(b)(c)
①正正誤
②正誤正
③正誤誤
④誤正正
⑤誤誤誤

答え

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③ a:正 b:誤 c:誤

解説

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(a)について

この記述は正しいです。超音波式積雪計は、センサーから発射した超音波が雪面(または地面)で反射して戻ってくるまでの時間から積雪の深さを測ります。測定面にコンクリートや鉄板などを敷くと、周囲の地面と熱的な性質が変わり、積もり方や融け方が周囲と異なってしまいます。このため、測定面は人工物を敷かず自然な状態とし、水平を確保することが推奨されています。

(b)について

この記述は誤りです。建物の屋上では、建物に当たった風が屋上の縁ではく離したり吹き上がったりするため、屋上の端ほど風の乱れが大きくなります。屋上に設置する場合は、建物の影響を受けにくいよう、屋上の中央付近に十分な高さの支柱を立てて設置することが推奨されています。

(c)について

この記述は誤りです。通風筒は、内部にファンで外気を取り込みながら日射を遮る構造になっており、日射の影響を受けずに気温・湿度を測れるよう作られています。設置場所は、建物や樹木の影響を受けない日当たりや風通しの良い開けた場所が推奨されます。

建物の陰などの日陰に置くと、周囲の代表的な気温よりも低めの値になるなど、その地域を代表する観測値が得られなくなります。

備考

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