問題
XX年8月14日から16日にかけての日本付近における気象の解析と予想に関する問題です。紀伊半島の南に接近した台風第XX号と、東北地方北部から日本の東にのびる停滞前線が主役で、予想図の初期時刻はいずれも8月14日21時(12UTC)です。問5では、図10(15日12時の地上実況図)を用いて、本州上陸後の台風の等圧線を解析し、中心位置と移動の方向・速さを求めます。

(1) 等圧線の解析
解答図(図10の四角枠内)に992hPaの等圧線を1本の実線で、988hPaの等圧線を1本の破線で記入します。
(2) 中心位置と移動
①15日12時の台風の中心位置を0.1°刻みの緯度と経度で答えます。②図10の×印は15日21時の中心位置です。①の中心位置を基に、15日12時から21時にかけての平均的な移動の方向(16方位)と速さ(5km/h刻み)を答えます。
答え
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(1)

実線が992hPa、破線が988hPaの等圧線です(解答例の図)。
(2)
① 北緯34.6°(34.5、34.7)、東経135.0°(134.9、135.1)
② 移動の方向:北、移動の速さ:20km/h
解説
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(1) 等圧線の引き方
地点に付した数字は海面気圧の下3桁(0.1hPa単位)なので、「917」は991.7hPa、「866」は986.6hPa、「922」は992.2hPaと読みます。
- 992hPa(実線):992hPaより低い地点(913、915、917、905、899、887、888、878など)と、高い地点(922、929、925、939、943、946など)の間を、値を内挿しながら通します。北側は917(991.7)と943(994.3)の間、西側は915(991.5)と922(992.2)の間、東側は905・899と925・939の間を通る、大きく閉じた曲線になります。
- 988hPa(破線):988hPaより低い866(986.6)、871(987.1)、878(987.8)を囲み、887(988.7)、888(988.8)、905(990.5)の内側を通る小さな閉曲線になります。
等圧線は風の分布とも整合させます。地上では摩擦の影響で、風は等圧線を低圧側へ斜めに横切るように反時計回りに吹き込むので、矢羽根の向きも参考にして滑らかな形に整えましょう。
(2)① 中心位置
988hPaの閉じた等圧線の中心付近で、周囲の風が反時計回りに回っている循環の中心を求めます。風の弱い領域と、周囲の風向がつくる渦の中心を合わせると、淡路島の北東、大阪湾北部付近の北緯34.6°東経135.0°と読めます。最も気圧の低い観測点(866)だけに頼らず、等圧線の形と風の循環を総合して決めることが大切です。
(2)② 移動の方向と速さ
15日21時の中心(×印)は北緯36.2°東経134.9°付近で、①の位置のほぼ真北です。緯度差は約1.6〜1.7°なので、移動距離は約180〜190km。9時間で割ると約20〜21km/hとなり、5km/h刻みで20km/hです。
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