【第65回】学科一般・問題10(2026年1月試験)

問題

海陸風について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを選択する問題です。

(a) 海風が吹いているときは、地表付近の気圧は海上よりも陸上のほうが低い。

(b) 海風は海岸線から100kmも内陸に到達することがある。

(c) 海風が吹いているとき、その上空には陸から海に向かって、海風よりも層が薄く、風速の小さな反流が存在する。

選択肢(a)(b)(c)
①正正正
②正正誤
③正誤誤
④誤正誤
⑤誤誤正

答え

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② a:正 b:正 c:誤

解説

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海陸風は、陸面と海面の熱的性質の違い(陸は暖まりやすく冷えやすい)によって生じる局地循環です。日中は陸上の気温が海上より高くなって海風が、夜間は陸上の気温が海上より低くなって陸風が吹きます。

(a)について

この記述は正しいです。日中、陸上の空気が暖められると、陸上の気柱が膨張して上空では陸上の気圧が相対的に高くなり、上空で陸から海へ向かう流れが生じます。その結果、地表付近では陸上の空気が減って陸上の気圧が海上よりも低くなり、海から陸へ向かう海風が吹きます。

(b)について

この記述は正しいです。海風の先端は海風前線として、日中の時間の経過とともに内陸へ進入していきます。地形や一般風の条件によっては、海風が海岸線から数十km〜100km程度内陸まで到達することがあります。関東平野では、午後に海風が内陸の北関東まで達することが知られています。

(c)について

この記述は誤りです。海風の上空には、陸から海へ向かう反流が存在しますが、反流は海風よりも層が厚く、風速は小さいのが特徴です。

循環の中では質量が保存されるため、海風(下層)で運ばれる空気の量と反流(上層)で戻る空気の量はほぼ釣り合います。反流は厚い層で緩やかに流れるため、風速は海風より小さくなります。「層が薄く」という部分が誤りです。

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備考

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