問題
台風によって発生する塩害、高潮警報・注意報、温帯低気圧化の過程について述べた文(a)〜(c)の正誤の組み合わせを選択する問題です。
(a) 台風に伴う強い風により、海水の飛沫が陸上の植物や送電施設に付着して塩害が発生することがある。このとき、一般に、降水量が多いほど塩害の被害も大きくなる。
(b) 気象庁では、高潮による災害が発生するおそれがある場合には、天文潮位からの偏差を発表基準として高潮警報・注意報を発表している。
(c) 台風が温帯低気圧に変わる過程では、中心から離れた地域で風が強くなったり、強風域が広がったりすることがある。
| 選択肢 | (a) | (b) | (c) |
|---|---|---|---|
| ① | 正 | 誤 | 正 |
| ② | 正 | 誤 | 誤 |
| ③ | 誤 | 正 | 正 |
| ④ | 誤 | 正 | 誤 |
| ⑤ | 誤 | 誤 | 正 |
答え
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⑤ a:誤 b:誤 c:正
解説
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(a)について
この記述は誤りです。前半の塩害の説明は正しいですが、雨は植物や送電施設(がいしなど)に付着した塩分を洗い流すはたらきをします。そのため、降水量が多いと塩害は軽減され、一般に降水量が少なく風が強い場合(いわゆる雨の少ない台風)の方が塩害の被害は大きくなります。
(b)について
この記述は誤りです。高潮警報・注意報は、天文潮位からの偏差(潮位偏差)ではなく、潮位(標高で表した海面の高さ)の予測値が基準に達すると予想される場合に発表されます。高潮による浸水の危険性は、天文潮位に気象の影響による偏差を加えた実際の海面の高さで決まるためです。
(c)について
この記述は正しいです。台風が北上して温帯低気圧に変わる過程では、中心付近の風は弱まっても、寒気や暖気の流入によって前線を伴う構造に変わり、中心から離れた地域で風が強くなったり、強風域が広がったりすることがあります。再発達する場合もあるため、「温帯低気圧に変わった」からといって警戒を緩めることはできません。
以上より、(a)誤、(b)誤、(c)正となり、正解は⑤です。
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