エーロゾル
空気中に漂う小さな微粒子をエーロゾルといいます。
エーロゾルは大きさによって3種類に分けられます。
ちなみに、雲粒や雨粒はエーロゾルより大きく、「巨大核 < 雲粒 < 雨粒」です。
エーロゾルの起源には、例えば以下のものがあります。
- 土ぼこり(風によって巻き上げられる)
- 火山ガス(火山の噴火活動による)
- 工場や自動車の排気ガス(人間活動に伴う)
- 塩の結晶(海のしぶき)
- 花粉(生物由来の粒子)
- 煙(火災や野焼きによる)
凝結核
水蒸気が凝結するための核となるエーロゾルを凝結核といいます。
空気中の水蒸気(気体)はエーロゾルを核として凝結し、雲粒(水滴=液体)になります。
エーロゾルが凝結核としてはたらくためには、条件が2つあります。
- 水を吸収しやすい
- 水に溶けやすい
条件を満たすエーロゾルには、主に以下のものがあります。
- 海塩粒子(海のしぶきによる塩の結晶)
- 塵埃核(土ぼこり)
- 燃焼核(火災による煙)