【第53回】2020年1月試験

【第53回】学科一般・問題13(2020年1月試験)

気象予報⼠に関して述べた次の⽂(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①〜⑤の中から1つ選べ。

  1. (a) 気象予報⼠となるためには,気象予報⼠試験に合格し,気象庁⻑官の承認を受けなければならない。
  2. (b) 予報業務の許可を受けた事業者の下で予報業務に従事しようとする気象予報⼠は,その旨を予め気象庁⻑官に届け出なければならない。
  3. (c) 予報業務の許可を受けた事業者が発表した天気予報の解説を⾏う者は,事業者に所属する気象予報⼠でなくてはならない。
(a) (b) (c)
答え
⑤ 誤 誤 誤
解説 (a)について
「気象予報⼠となるためには,気象予報⼠試験に合格し,気象庁⻑官の承認を受けなければならない。」

これはです。

気象予報士になるためには、気象庁長官の登録を受けなければなりませんが、承認を受ける必要はありません。

これは気象業務法第24条20に記載されています。

解説 (b)について
「予報業務の許可を受けた事業者の下で予報業務に従事しようとする気象予報⼠は,その旨を予め気象庁⻑官に届け出なければならない。」

これはです。

予報業務の許可を受けた事業者で働いている場合、気象予報士本人が届け出るのではなく、事業者が届け出る必要があります。

これは気象業務法施行規則第50条に記載されています。

解説 (c)について
「予報業務の許可を受けた事業者が発表した天気予報の解説を⾏う者は,事業者に所属する気象予報⼠でなくてはならない。」

これはです。

予報をする人は気象予報士でなければいけませんが、解説をする人は気象予報士である必要はありません。(テレビでアイドルやモデルがお天気キャスターをしているのを考えたら良いと思います。)

気象業務法第19条3に記載されていますが、要約すると以下の通りです。

<気象業務法 第19条の3>
(気象予報士に行わせなければならない業務)
予報業務の許可を受けた事業者は、予報業務のうち現象の予想については、気象予報士に行わせなければならない。

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